このホームページの写真・画像の権利は全てDINNO JAPANにあります。
リンクフリーです
外装リフォーム快造入門編
リールのボディに無数の傷があるのは、
優秀なリールの証拠。なぜなら、
釣りの現場へ頻繁に出て行ったからだ。
傷だらけの名機をリフォームしてみよう。
「SPINETTE」は如何に蘇るか!
播磨漁具研究所
外装リフォーム快造入門編
ここに旧西ドイツ製の名機、
SPINETTE「スピネッテ」というスピニングリールがあります。
名門Garcia社がこれにGarcia-刻印を追加しただけの同じSPINETTEという名前で短期間販売したこともある非常に希少なアイテムです。残念ながら、アメリカの前オーナーによる奮闘の傷跡がたくさん付いている状態。このまま歴史を引き継ぐのも結構ですが、ここは思い切って心機一転!
リフレッシュフェイスに快造だ!
すでに内部機関の整備、清掃は済んでいます。
いよいよリ外装リフォーム開始。
まずは、サイドカップを外します。
外装に施す塗装の塗料には
普通のラッカーよりも塗膜に強度が期待できる、
アクリル樹脂塗料がお奨めです。
これは手軽に使用できるスプレー缶タイプです。
塗料は、
リールに直接スプレーで吹き付けるのではなく、
キャップ、あるいは専用の皿に採ります。
指には、
塗料で汚れないようにテープを巻いて、
その上にガーゼを巻きます。
それで塗料を採ります。
リールのキズ部分に、
ガーゼでトントンとたたくように、「置き塗り」してタッチアップします。
指で塗るのは、
タンポやスプレーよりも、
微妙な加減ができるからです。
タッチアップ完了。
2時間くらい乾燥させます。
乾燥後の状態では、
元々の塗料と、
タッチアップ部分の艶が、
微妙に合わず、
違和感があります。
↓
HOLTS社のアルミワックスを使用して、リール全体を研磨します。
これにより両者の塗膜が馴染み、境目の艶違いの違和感が随分解消されます。
ワックスの研磨終了。
タッチアップの違和感が随分解消されました。
さて、
次にサイドプレートのロゴ文字を浮き立たせるために、
ヤスリで研磨します。
ついでにサイドプレートの縁も研磨します。
完成!
組み立てて完成です。
どうですか!?
「凛!」とした、
イイ顔になったでしょう!
改造供版の事例の一部です。
詳細は
→ 左上
右
左下
快改供版事例